少女マンガ版デスノートみたいなの
先月末に発売されていたのを忘れてて慌てて買ってきた。

全編ファンタジーを主軸にした読み切りでりぼんっぽくない表紙だったので新しいりぼんを期待したけど、りぼん本体やこれまでの増刊との変化は感じなかった。ただ、酒井まゆの「クレマチカ靴店」の外伝がジャンプSQに載る、デスノートっぽいマンガなど集英社内の横の展開を狙った雑誌なのかも知れない。次号があるなら次号に期待かな。
■酒井まゆ「クレマチカ靴店」
どんな願いでも叶える靴を作ってくれるお店と依頼者のお話で、エンプティという機械人形と少しだけの魔法がある世界が舞台です。りぼんファンタジーの表紙になっている女の子が9号というエンプティで、この9号が使えるお金持ちの御曹司とのお話です。ちなみにエンプティとは機械人形に心がないことを皮肉って人間がつけた総称です。
機械に心は必要かというお話ですが、そこは少女マンガらしく纏められいて期待を裏切られて面白かったです。クレマチカ靴店がメインなので9号は出てこないと思いますが、ジャンプSQに載る外伝も読んでみたいです。
■種村有菜「白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ」
オカルト嫌いの女の子架方美羅とオカルト部に勧誘しようとする光先輩とのラブコメです。タイトル通りヴァンパイアものなんだけど、序盤はどの辺がヴァンパイアなのって感じだと思う。お話を面白くするにはもう少し尺が必要かも知れない。全体としてはありなっちらしい学園ラブコメでした。
■牧野あおい「HAL – ハル -」
各所で話題になっているデスノートみたいなマンガ。

センターカラーの表紙は確かにデスノートを思い出しますね。で、中身はというと、

そんなHALですが、お話としては主人公の前に死神が出てきて「3人まで存在を殺せる」と告げられ、それを行使するかどうか迷うという作品で、デスノートとは死神以外の共通点はないと言ってよいです。
主人公は成績優秀、運動能力抜群、学校では周りからちやほやされている女の子です。そんな彼女の立場が転校生に脅かされるところから話が動き始めます。最後はきれいに落ちが付きますが、デスノートの外見を真似る必要が全くなかった。むしろ、そんな装飾がなかった方が楽しめた。
その他にもいじめられっ子と侍の魂が宿ったヒヨコのお話の「ひよこSAMURAI」、イケメン天使とボーイッシュなことにコンプレックスを持つ女の子のお話の「黒の星印(ペンタクル)」、人間世界にやってきた妖怪の皇子とそれを目撃してしまった女の子の話の「あやかしHERO」、現実世界で困った人に対して夢世界と現実世界のいずれかで生活することを選択させることができる力を持つ女の子の話の「ドリーム メディシン」なんかが面白かった。
しかし、いじめ話多いね。少女マンガでファンタジーを題材にというといじめが書きやすいのだろうか。「ドリーム メディシン」はテーマとしてはいいんだけど、お話しては救われないね。

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